遠隔操作システムLED道路標示装置 WDシリーズ

長野県建設部 新技術・新工法活用支援事業評価 区分A 遠隔式LED表示装装置(据付型)国土交通省 NETIS登録番号[KK-060036]
●大型道路情報板に変わる新型情報板
「従来の大型道路情報板との置き換えが可能な簡易情報板装置」をコンセプトに開発された遠隔式LED表示板です。文字や図柄を自由に組み合わせ、運転者に対して注意喚起や道路情報を視覚的に提供できるシステムとなっています。表示内容の変更や確認は、汎用パソコンを使用し、携帯電話•一般電話回•LAN回線による通信で遠隔操作が可能です。一台のパソコンで複数台の簡易情報板を管理できます。

〈従来型情報板とWDシリーズとの比較〉

 従来型情報板WDシリーズ
コスト高コスト低コスト
施行規模大規模な工事が必要小規模な工事
操作機専用機器を固定汎用パソコン
表示定型表示で切替自由に編集可能
●遠隔式簡易情報板WDシリーズの特徴

明るく鮮明な表示
表示面は遮光強化ガラスを使用し、LEDの視認性と耐久性を向上させています。スタティック点灯方式による、明るく鮮明な表示で情報を提供します。

遠隔操作で表示制御
表示内容の変更や確認を遠隔操作(携帯電話•一般電話回線•LAN回線を使用)で行えます。インターネットを使用しないため、ウィルスやハッキングによる妨害を受けません

1kVA以下の省電力設計(5文字3段標準仕様の場合)
消費電力が1kVA以下の省電力設計です。低ランニングコストと環境に配慮したシステムを実現しました。

●設置事例
既存の支柱(F型や門型等)をそのまま活かした設置が可能です。また、表示部の重量は250kg以下(5文字3段標準仕様の場合)なので、支柱を新設する場合も従来の大型道路情報板のような大規模な施工は不要です。表示板サイズ、設置方法につきましてはご相談ください。
〈既存支柱への設置例ー8文字2段仕様〉
既存の大型道路情報板を撤去し、残った門型支柱に設置した例です。WDシリーズ最大級の、8文字2段表示(1文字480mm〉を実現し、遠くからの視認性をさらに高めたモデルとなってます。表示面サイズは標準使用5文字3段モデルのおよそ2倍ですが、筐体の薄さは、従来とほぼ同等のスリムかつ強靭な設計を実現しています。
〈既存支柱への設置例ー5文字3段仕様〉
既存の大型道路情報板を撤去し、残った支柱に設置した例です。支柱の他、耐雷トランス•分電盤なども再利用し、コストの削減を図りました。冬季の積雪による通行止めの表示などに使用されています。
〈新規設置例ー4文字2段仕様〉
新規に表示板を設置した例です。従来の大型道路情報板に比べ、表示板本体のサイズがコンパクトで軽量なため、小規模•短期間の施工で設置が可能です。

(左)5文字3段モデル/(右)新型温度表示板

〈新型温度表示板ーTMP400型(温度センサー内蔵)〉
LEDを7セグメント状に設置することにより、遠くからでも良くわかる数字表示となっています。表示温度は-50℃~99℃まで可能です。
●遠隔操作について
携帯電話回線•一般電話回線•構内通信•LANを使用して、事務所から慣れた場所に設置されているLED表示装置を操作し、状況に応じた的確な情報を通行中のドライバーに伝えるシステムです。現場作業を必要としないため、安全な状態で表示内容の変更や確認が行えます。また、遠隔操作だけでなく、表示板操作部の直接操作で表示内容を変更することも可能です。

データ通信の流れについて
①管理事務所内のPCから表示板へデータを送信します。
②表示板は表示データを受信し、表示内容を変更します。
③変更した表示内容を管理事務所内のパソコンへ返信します。
※通信に失敗した場合は表示の変更は行われません。

オプションとして
『履歴保存機能』
・表示項目、表示時間などを記録出来る機能です。後日、確認時に便利です。
『遠隔式カメラ機能』
・現在状況をカラーカメラで撮影し、電話回線で画像をパソコンに送る事が出来ます。画像はカラー静止画です。

●設置事例

〈既存支柱再利用F型タイプ〉

〈新設 逆F型タイプ①〉

〈新設 逆F型タイプ②〉

〈道の駅タイプ①〉

〈既存支柱再利用F型タイプ温度計付〉

〈逆F型タイプ①〉

〈道の駅タイプ②〉

〈既存支柱再利用F型タイプ温度計付〉